ROYAL PARK HOTEL KURASHIKI
ロイヤルパークホテル倉敷
所在地 | 岡山県倉敷市 |
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用 途 | ホテル |
規 模 | 165室 |
構 造 | 地上11階 |
竣 工 | 2020年9月 |
倉敷駅と倉敷美観地区に程近いホテルの新築である。
ロイヤルパークホテル倉敷は、受け継がれる倉敷の文化を尊重しながら新しいモダンな感性を組み合わせてデザインした。建築空間は倉敷の風景とも言えるモノクロームな色あいや端正な素材を用いて、どこかノスタルジックなフォーマルさを感じるデザインとしつつも、ビリヤード台やクリア球の大型照明、カジュアルなファブリックやレザーが張られた大柄なファニチャーをバランス良く配置して、建築の硬めの空気感と調和しながらもエントランス空間全体の緊張感を和らげている。最上階には倉敷の街が一望できる空中テラスのあるラウンジレストランや、中庭のある大浴場をつくり、共用部のどこにいても倉敷文化を感じ取れるように計画している。また客室はスチール材や真鍮色を使ったノスタルジーなフォルムのファニチャー、倉敷緞通や倉敷の藍で染めた板染め絞りやカエズ瓦を使ったグラフィックデザインなど、倉敷の古典的なクラフトモティーフをモダンなデザインで表現。倉敷フォーマルな建築空間と倉敷インフォーマルなインテリアデザインをコンテンポラリーに重ね合わせることで、新しい感性と空気感のある肩肘張らない倉敷フォーマルな体験ができるホテルを目指した。